個人消費が支える期待の銘柄 〜インフレ・不景気でも注目される米国株〜

記事のポイント

・米国GDPの7割が個人消費

・昨年の米国年末商戦、小売売上高は過去120兆円超

 

※記事内に登場する下記銘柄はSTREAMでお取引可能です。

・WMT(ウォルマート)

・COST(コストコ)

・AMZN(アマゾン)

 

消費大国-アメリカ

米国の個人消費は、米国のGDPの7割近くを占め、世界経済の「けん引役」と言われている。他国を見てみると日本やEUは5割、中国では4割となっており他の先進国と比べてみてもアメリカの個人消費は段違いであることがわかる。

そんな中、米顧客たちのあいだで、今まで買っていたものより安い商品を選ぶトレードダウン行動が起きているのである。

米小売り大手のWMT(ウォルマート)が8月16日発表した第2四半期決算は、利益がすでに引き下げられていた市場予想を上回り、業績見通しは従来予想から若干引き上げられた。米株式市場で同社の株価は上昇した。

ウォルマートのダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は割安な商品を求める高所得層による購入が寄与したと説明。在庫の伸びを抑えており、年末商戦に向けて好位置を確保するとの見通しを示した。ウォルマートは傘下の倉庫型会員制スーパーマーケット(注1)「サムズ・クラブ」の一般会員の年会費を、10月17日から45ドルから50ドルに、上級会員(プレミアム会員)を100ドルから110ドルに、それぞれ引き上げる。

 一般会員費の引き上げは13年以来9年ぶり。プレミアム会員費は99年の創設以来で、インフレ高騰に伴う商品の仕入れ価格の上昇に対応する措置。

 

(注1)サムズ・クラブは会員制倉庫型店舗チェーン大手COST(コストコ・ホールセール)と競合している。コストコの一般会員の年会費は60ドル、上級会員は120ドルとなっている。

 

インフレ下-年末商戦

全米小売協会(NRF)のCEOは「消費者は賃金の増加や記録的な貯蓄に支えられ、(2021年は)例年よりも早い時期から買い物活動を開始できた」と説明した。また、NRFは2021年の年末商戦期間の小売売上高について、10月時点で前年同期比8.5~10.5%増と予想し、12月には上方修正して11.5%増と見込んでいたが、それらを上回る結果となった。また、これまでの支出額、対前年比伸び率の最高値は2020年に記録した7,773億ドル、8.2%だったが、2021年はともに上回り、過去最高を記録した。

また、NRFのCEOは「2021年の年末商戦の消費は、経済を牽引している消費者の継続的な需要を反映したもので、2022年も継続するとみられる」と述べた。

業種別にみると、WMT((ウォルマート)AMZN(アマゾン)などのネット販売を含む無店舗小売りが前年同期比11.3%増の2,189億ドルと引き続き好調で、事前予測の2,183億~2,262億ドル(同11.0~15.0%増)とほぼ一致した。ただ、米国ソフトウエア大手アドビシステムズによると、年末商戦の消費額の増加は物価上昇による影響が一部影響しているという。実際、12月の米国ネット通販商品の価格は対前年同期比で平均3.1%上昇し、20カ月連続で上昇を記録した。

また、米商務省が26日発表した7月の個人消費支出(PCE)は前月より0.1%増え、市場予想の0.4%増を下回った。インフレはかなり緩和され、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを縮小する余地が生まれる可能性がある。

衣料品、娯楽用品、などに振り向ける支出が増加。ただ、ガソリンスタンドでの支出が減少したため、モノへの支出は全体として0.2%減少した。前月は1.5%増加していた。サービス支出は外食、娯楽への支出が緩やかに増加したことで、0.3%増加。前月は0.7%増加していた。インフレ下でも個人消費は回復してきており、2022年の年末商戦の消費額は物価上昇の煽りも受け強い米国経済はまだまだ健在なのではないだろうか。

 

米国株のお取引方法は、以下リンク先のページをご参照ください。

https://smartplus-sec.com/stream/service/products/us-stock/

 

※Bloomberg、JETRO、各種報道を基に筆者作成

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