初心者コーナー【第14回】会社四季報の見方

今回は「会社四季報の見方」を銘打って、四季報を見て株式取引に生かす方法を学んでいきます。

 

会社四季報とは何か

会社四季報とは、東洋経済新報社が出している企業の主な情報をコンパクトにまとめた情報誌です。財務の予想数値なども載っており、多くの投資家が投資判断の際に使用するいわばバイブルのようなものです。

東洋経済記者の取材により業績見通しと会社動向がわかる

東洋経済の記者が緻密な取材の末に、業績見通しと会社動向をまとめているので、信頼性があります。もちろん必ずしも四季報通りのシナリオになるとは限りませんが、参考になることは間違いないでしょう。

書店に置いてある分厚い本

書店の経済雑誌コーナーによく置いてあるあの本です。正直最初は読む気が失せるかもしれませんが、自分の知っている企業を見てみることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

何が書かれているのか

四季報には企業の財務情報、企業情報、株主・役員構成、業績などが記載されています。これらの情報から、様々な投資家がそれぞれの目線で銘柄を選ぶ判断をしています。

特にネガティブなコメントに注意

減益や減配などのネガティブなコメントにも注意が必要ですが、特に「ゴーイングコンサーン」とも呼ばれる企業の継続前提に疑義注記や重要事象などのコメントがあった場合は、上場廃止や倒産可能性も考えられるので、取引をする際には注意が必要です。

会社動向のコメントは読む価値大

会社動向を読むことで、その会社がどういう経営戦略をとっているのか、またどういう事業で利益(損失)が出ているのかなどを簡潔にまとめられているので、一読の価値は十分にあります。

年4回更新のため最新の情報をチェックしましょう

日本では決算が四半期制なので、四季報もそれに合わせて年に4回更新されます。常に新しい情報を得て投資に生かしていきましょう。

 

無料で情報が閲覧できる?

四季報は各証券会社の証券口座を開設すると無料で閲覧することが一般的です。
STREAMでも、信用取引口座開設後に企業の個別ページに四季報情報が載っているので是非とも参考にしてご自身の投資戦略に活用してみてください。

STREAMで信用取引の口座を開設後、利用可能

信用取引の口座を開設した後は四季報の情報を無料で閲覧することできるようになります。
信用取引口座開設についてはこちらをご参照ください。
⇒【STREAMの信用取引口座申込方法

※信用口座開設にあたって、信用取引の仕組みをご理解いただいた上でお申込みください。また、お申込み時点の投資経験等によって、信用取引口座が開設できない場合があるので、ご了承くださいますようお願いいたします。

 

初心者のため四季報の活用法

初心者の方は長年四季報を活用してきたベテラン投資家のように、1冊まるごとを読み通してして、有望銘柄を探すということは難しいかと思います。
最初のうちは、銘柄を探すツールとしてではなく、投資の参考書として活用してみてはいかがでしょうか。
例えば、株価ランキングで上位の銘柄を四季報で見てみて、どのような特徴の会社が上昇しているかを探ってみましょう。
財務が堅実な会社であったり、業績が安定しているという特徴があるか眺めていると見えてくることがあります。
また、書かれているコメントを読んで、直近の会社の出来事を確認してみましょう。
そこから投資の新しいアイデアが浮かぶかもしれません。

 

四季報の読み方についてさらに知る

四季報の読み方に関して、弊社のグループ会社である「株式会社FINATEXT」からマネープラス様に寄稿した記事がありますので、ご参考ください。

【四季報マニアが語る「初心者向け“脱バフェット流”投資術」(執筆:FINATEXT古田)】

四季報を使いこなして企業の選別の際に活用してきましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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