STREAMの有効的な使い方③ ~ニュースの活用方法~
こんにちは、森永です。これまでTwitterと適時開示の活用方法について書いてきましたが、今回はニュースの活用方法について書いてみます。
ニュースの読み方
投資における収益の源泉となるニュース。しかし、ニュースといっても非常に多くの種類のニュースが存在します。次々と新しいニュースが流れてくる中で、情報の波にのまれずに的確にニュースをさばいていく方法を提案してみます。
まず、いま読んでいるニュースを投資対象となる資産でザックリ分けていきます。株、債券、先物、為替(FX)、不動産(REIT)、商品(金や原油など)。
そして、今度は地域で分けていきます。日本、米国、欧州、アジア、新興国。
また、ミクロの話なのか、マクロの話なのか。関係する主体は個人投資家、機関投資家、中央銀行、企業のいずれなのか?
このようにして、1つ1つのニュースにタグ付けをするようなイメージで丁寧に分類していくクセをつけていくと、ダラダラとニュースに目を通すのではなく、それぞれのニュースの関係性を明確に把握していくことが出来るかと思います。
理想的なニュースの収集法とは?
STREAM内にもニュースのタブがあります。タブをクリックするとニュースの見出しがズラッと表示されます。気になるニュースの見出しがあれば、1回クリックするとニュースの冒頭を読むことができ、「続きを読む」を押すと全文確認ができます。
ニュースの見出しが特に規則性もなく、ズラッと並んでいると、何を見ていいのか分からない、自分が欲しいニュースにたどり着けないという感想もあるかもしれません。
しかし、このような表示方法からこそ、思いがけないニュースを得ることが可能になります。
私は新聞を読むとき、電子版も活用しますが、基本的には紙面を読むようにしています。その理由としては、紙面の方が収集できる情報の幅が広がるからです。
例えば、A社の決算が発表された際、ネットで情報を確認しようとすると、「A社 決算 結果」などで検索すると思いますが、確実にそのニュースにたどり着ける反面、その情報以外は入ってきません。
一方、紙面でA社の決算のニュースを読んだ場合、そのニュースの周りには無関係なニュース、例えばB国で利上げがあった、C社が新しい技術を発表したなど。もともと目当てにしていたニュースを読んでいた中で、その周りから思いもかけないニュースにたどり着くことがよくあります。
ニュースと株価の反応を常に確認する
最後に投資において、もう1つ重要なことを書きます。毎日様々なニュースが流れ、それに合わせて関係のある銘柄の株価も変化していきます。なるべく、こういうニュースではこの銘柄、またはこの業種はポジティブに反応し、こういうニュースでは反対にネガティブに反応するなどの、ケースやパターンをどんどん経験して覚えていくことが重要だと思います。
そのように日々ニュースと株価の反応を意識することで、ニュースを見たときに様々なシナリオや戦略を考える想像力が養われていきます。
ただし、最初からこのようなことを実践していくのは難しいかと思いますので、その補助として、それぞれのニュースに対して、他のユーザーがどのようなコメントをしているのかなど、ニュースだけでなくコメントや役立つの数などにも注目してみてもいいかもしれません。