STREAMの信用取引開始間近!ー 信用取引を活用するために知っておくべきこと

さて、STREAMの現物取引サービスが7月18日から開始されて、早いものでもう一カ月半が過ぎましたが、信用取引サービスの開始も間近に迫っています。信用取引サービス開始に先立ち、STREAMがどう変わるのか、以下の3回に分けてお話ししていきます。

  1. 信用取引を活用するために知っておくべきこと
  2. コミュニティポイントで金利が変わる仕組みを徹底解説
  3. 信用取引サービス開始に伴うUI変更

第一回目のポストは、信用取引は聞いたことあるけど、詳しくは知らない、という方のためになるべくわかりやすく解説します。

信用取引のメリットやデメリット

まず、一般的な信用取引についてご説明しましょう。

信用取引とは?

信用取引とは、お金である「委託保証金」か、あなたが保有する株式「代用有価証券」を担保に証券会社から資金または株式を借りたうえで、株を売買すること。つまり、担保を差し出すことで、あなたの持っている資金以上に株式投資が行えます。

例えば、売買額100万円の株を売買しようと思った場合、信用取引なら30%(つまり30万円)の委託保証金 ※1 があれば売買が可能になります。

信用取引のメリット

1.レバレッジ効果で自分の資金の約3倍までの取引が可能

上記を言い換えると、信用取引を活用すればあなたの投資余力を、約3倍程度まで増やすことが可能です。いわゆる「レバレッジ効果」というものです。

2. 相場下落時でも空売りで収益機会を得られる

現物取引は、安く買って高く売るしか収益機会はありませんが、信用取引は、高く売って、安く買い戻す取引からも収益を得られます。つまり、相場が下落している局面でも収益機会がある、ということです。

売りから入れる銘柄は制限があります(貸借銘柄)が、現物取引とは異なり売りから入れる信用取引は収益チャンスを広げられるメリットがあります。

信用取引のデメリット

信用取引にはメリットがある一方、もちろんリスクもあります。始める前にしっかりと理解しておく必要があります。

1. 追加保証金(追証)が発生する場合がある

予想に反して、株価が値上がり、または値下がりした場合、損失が大きくなっていきます。委託保証金率が20% ※1 を下回ると、決められた期限までに追加で保証金を入金しなければなりません。これが追加保証金(追証)と呼ばれるもので、入金できない場合、強制的に決済されてしまいますので注意が必要です。

この点に関しては委託保証金を多めに入れておくことでリスクを低減することが可能です。また、代用有価証券を差し入れた場合は、その株式の評価額によっても保証金評価額が変動しますので、委託保証金は最初はなるべく現金を入れておくことをお勧めします。そうすれば、余裕をもって取引できます。

2. 逆日歩(ぎゃくひぶ)が発生する場合がある

証券会社は、信用取引を提供する上で、証券金融会社から株券や資金を調達しています。しかし、特定の銘柄が売り優勢になり、売建てが増大すると証券金融会社も貸し出す株券が足りなくなる場合があります。

その場合、証券金融会社は機関投資家などから株券を調達してくるのですが、当然その際、レンタル料がかかってきます。このコストを「逆日歩(ぎゃくひぶ)」(品貸料)といい、当該株券の売り注文を出している投資家全員で負担することとなります。

逆日歩が発生すると売買コストが上がることになるので注意が必要です。

STREAMで信用取引を上手に活用しよう

以上、簡単ですが信用取引の概要についてご説明しました。

難しく感じてしまいがちの信用取引ですが、しっかりとルールを理解し、リスクコントロールをすれば、大変有用な取引として活用できます。上記で見てきた通り、少ない資金で大きな投資が行えますし、現物取引にはない下落局面での収益チャンスがあります。

また、詳しくは次回となりますが、STREAMの信用取引は手数料ゼロに加えて、 低い金利となっており、これまでにない低水準の取引コストで信用取引が可能になります。また、コミュニティと連動して信用金利が変動する面白い仕掛けもあります。売買代金に関わらず、コミュニティに貢献する人ほど、優遇金利にて信用取引が行える世界初のサービスです。

スマートプラスは、優れた特徴を持つ信用取引をより身近に取引できるよう(とはいえ、信用取引はハイリスクハイリターンであることは変わりません。)STREAMで信用取引サービスを開始します。

ベテラン投資家と初心者が交流できるコミュニティを軸に、すぐに取引できるスマホの良さを持ったSTREAMの信用取引ご期待ください。

※1 保証金と追証の維持率は「法定」のものであり、当社においてはビジネス開始時にご案内いたします。