初心者コーナー【番外編①】 4つの投資スタイルを知ろう！～グロース・バリュー～
皆さんこんにちは！！
今日もSTREAM広報ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は9月14日(土)開催のSTREAM CAMP in東京に先立ち、基本の投資スタイルを分かりやすく解説していきます！解説するのは「グロース」「バリュー」「モメンタム」「優待」の4つ。
一言でいうと、
グロースは「成長」、バリューは「割安感」、モメンタムは「勢い」、「優待」は「株主優待」を重視して投資先を決定するスタイルのことです。
それぞれの投資スタイルには、メリット・デメリットがあります。
今回の記事を、自分に適した投資スタイルを考えるきっかけにしてみてください！
投資スタイルは、2記事に分けて詳しく解説します。今回は、「グロース」と「バリュー」の解説！
（※注意事項）各スタイルの例で上げる銘柄は、あくまでも例としてあげています。銘柄を推奨するものではありません。この記事は、作成時点で得られる情報を元に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、投資知識の学習のための参考となる情報の提供を目的としたもので、特定の銘柄や投資対象について、特定の投資行動や運用手法を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いします。
グロースとは ？
グロースは「成長」を表す英語「growth」からきた言葉。つまり、企業の成長に焦点をあてた投資スタイルです。具体的には「利益が年々増加している」企業の株式を買うことになります。
グロースの例として、ワークマン<7564>の業績と株価チャートを見てみましょう。(※)
グロースにとって重要なことは利益がしっかりと計上されているかどうか。
業績をみると、ワークマンは2018年3月期から着実に利益をあげていることが分かり、
株価もそれに連動するように上昇を続けていることが確認できます。
これがグロースの対象となる銘柄の動きです。
グロース ：メリットとデメリット
グロースのメリットは主に2つあります。
- リターンが大きい
- 短期的な値動きを気にする必要がない
グロースは今回紹介する4つの投資スタイルのなかで最も大きなリターンが期待出来る投資スタイルです。実際に例に上げたワークマンは、2018年初頭から2019年8月末に至るまで株価がおよそ2.7倍に膨らみました。
稀に「10倍株(テンバガー株)」という、株価が10倍に膨れ上がる株式が出てきますが、これらもグロースの対象となる銘柄になります。
また、グロースは長期的な企業の成長を見越した投資になるため、短期的に売買をおこなうことがありません。ですから、「忙しくて短期的な取引ができない方」や「細かい株価の動きを気にしたくない方」にはグロースが向いているかもしれません。
反対に、グロースのデメリットは3つ。
- 株価が大きく下落する場合がある
- 資金が長期間動かせなくなる
- 企業の成長を判断する目利きが必要
グロースは高いリターンを期待できる一方、株価下落による大きな損失を被る場合もあります。銘柄の割安感を考慮していない分、不安材料が出ると株価が下落しやすい傾向があるからです。
また、企業の業績が伸びきるまで常に株式を保有しておく必要があるため、資金が固定されることになります。短期的な売買には向いていないので注意が必要です。
そして肝心なのは、成長していく企業を見分けることができるかどうかということです。
競合他社と比べて優れた点をもっているのか、市場の拡大は見込めるか、などを判断し、その企業が売上を伸ばしていくかどうかを見極める力を養うことが重要になります。
グロース：補足
「ROE」で企業の収益力チェック！
グロースで重要とされているのは、企業の「ROE」をチェックすることです。
ROEとは株価収益率とも呼ばれる指標で、企業が株主の資本をどれくらい効率よく使用できているかを表します。
一般的にはROEが8%以上程度あると、優秀な経営が行われていると判断されます。
その他にも確認すべき指標はありますが、株式を購入する前に、ROEの値をチェックすることを心掛けましょう。
バリュー とは？
バリューは「価値」を表す英語「value」からきた言葉。株式の価値を見極め、「割安な株式」を取引することで利益を狙います。
割安というのは、その銘柄がもつ本来の価値を現在の価格が下回っていること。
（例：100万円相当のネックレスが、50万円で売りに出されていた➡割安）
割安なうちに株式を購入しておき、株価が本来の価値にもどったところで売る。そうして利益を得ようとするのがバリューのスタイルです。
バリュー株の例として、GCA株式会社<2174>があげられます。(※)
GCA株は、高いROE（株価収益率）を記録しつつ、割安度を測るPERという指標でも優秀な値を示しています。(PERについては後に補足で説明します)
バリュー：メリットとデメリット
バリューのメリットは2つです。
- 短期間の売買が必要ない
- 損失の程度を抑えることができる
バリューは割安な株価が本来の株価まで戻るのを待つ必要があるため、長期的な投資になります。ですので、グロース同様、ふだん忙しい方でも取り入れることのできる投資スタイルです。
また、バリューは株式をできる限り下値（安い値段）で買うことを目指すため、不安材料が出たときの下落に強いという特徴を持っています。損失に対して敏感な人に適した投資スタイルといえます。
バリューのデメリットは
- 長期的に資金が固定される
- 割安かどうかの判断が難しい
バリューは長期的な取引になりやすいため資金が固定されることになります。そのためいろいろな銘柄に興味をもって取引していきたい方にはあまり向いていません。
また、グロースと同様に、購入する銘柄の判断が難しいです。割安と思い購入したが、株価は上がることなくそのまま上場廃止になってしまった、なんて場合もあり得るのです。
グロースの投資スタイルと同様に、しっかりと自分の投資する銘柄を見極める力を養うことが必要です。
バリュー：補足
「PER」で割安感をチェック！
株式の割安感を測る指標で、一般的なものがPERです。
これは「現在の株価がEPSの何倍か」を示す指標で、およそ20%以下ならば割安ではないかと目星を付けることができます。
EPSの説明は広報ブログ初心者コーナー【第5回】をご覧ください！
https://smartplus-sec.com/stream/blog/beginner06/
ただし「PERの値は業種によって、かなり差が出る」ため、要注意。先ほど20%以下と書きましたが、これはあくまで目安です。
PERを調べるときには、必ず同業種のライバル企業数社と比較をしましよう。
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いかがでしたでしょうか？
今回解説した投資スタイルには、良いところもあれば悪いところもあります。
長期的に資産を寝かせておきたいのか、短期的に売買をしかけていきたいのか。
リターンを重視するのか、損失のリスクを抑えたいのか・・・。
あなたが株式投資を始めた理由、そしてどんな取引をしていきたいのかを頭の中に描いて、自���に合った投資スタイルを探してみてはいかがでしょうか？
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